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吹奏楽コンクール 2014年課題曲

更新するたびに久しぶりになってますね。
というわけで、タイトル通り吹奏楽コンクール2014年課題曲について。何事もなかったかのように始めます。
今年もCDを手に入れたので早速聞いてみました。
せっかくなので簡単な感想でも。

Ⅰ.最果ての城のゼビア(中西英介)
前半のキャッチーなメロディが印象的。一分間試聴の段階で思っていたより展開が多く、管楽器の旋律が続くかと思えば、打楽器の入る激しい部分に入ったり、盛り上がったまま終盤に突入するかと思えば静かなメロディで終わったり。
会報すいそうがくを見る限り、「ゼビア」には作曲者が込めた特別な意味があるわけでもなさそうなので、「城のある風景」を描いたものを思い浮かべるよりも、演奏者がイメージを自ら作ることが重要なのですね。作曲者のエッセイ通り、演奏の数だけ音楽が生まれる、というのを大事にしたい曲です。
演奏する上で思うところは、初めのホルンがかなりネックかもということ。2002年の「吹奏楽のためのラメント」では、全国大会でもホルンが音を外している録音が意外に多かったので、今回も完璧に吹ききるのはなかなか大変かもしれません。あとは、スコアを見たり、演奏を生で聞いたりしないとはっきりとは言えませんが、ところどころ効果的に鳴らない部分があるかもしれません。そこは演奏技術でカバーしたいところかな?大会で選曲される頻度はそれほど高くないかもしれませんが、極端に演奏しづらいとも思わなかったので去年よりは多いかも。「勇者のマズルカ」は、ボロが出やすいという意味で難しい曲だったので。あと、演奏時間のせいか少し物足りない感じもしましたね。もう一展開あったらまた印象は違ったのかも。とはいえ、この曲はいろいろな演奏が聞けるのが特に楽しみです。

Ⅱ.勇気のトビラ(高橋宏樹)
8分の6拍子マーチ。調が最近の課題曲マーチでは珍しいものですね。どことなく「76本のトロンボーン」を思い出させる旋律や、同じ作曲者の「文明開化の鐘」に似た進行があったり。それは瑣末な部分として、特に難しい部分もないので演奏頻度は高いでしょう。トリオ以降の構成で、ブリッジに当たる部分が繰り返されると思いきやすぐに戻ったり、ややトリッキーなようにも見られますが、そんなに珍しい構成でもないですかね。ただ、この構成のせいか、この曲も単体では物足りなく感じます。コンクールで自由曲とともに演奏されるとすればこれくらいが適当なのかも。
会報の内容に触れると、8分の6拍子に慣れていない人に向けたコメントがありますね。最近の課題曲で8分の6拍子のマーチというと、「行進曲「希望の空」」が有りましたが、それ以外にはなかったはずなので、意外に8分の6拍子に慣れる機会が少ないのかもしれません。もちろん、ワシントン・ポストなどのマーチも有りますから、いくらでも曲はあるはずですが、最近の吹奏楽、特に中高の吹奏楽部では余り触れないのかな?とも思いました。とはいえ、課題曲として練習すればすぐに慣れられるものだと思うので、それがネックになることはないでしょうかね。

Ⅲ.「斎太郎節」の主題による幻想(合田佳代子)
吹奏楽に多い民謡もの。わかりやすくまとまっている、易しい曲ですね。そもそも朝日作曲賞が「技術的にやさしいもの」を募集しているので、Ⅰ~Ⅳに難しいものは出ないのかもしれませんが・・・
ほぼ全編、タイトル通りの「斎太郎節」による旋律が出てきて、曲の理解もしやすそう。親しみやすさが一つのポイントですね。会報にある通り、震災をきっかけに書いた、復興に関わる音楽とのことなのでここは重要なポイントですかね。
課題曲としては、技術的に難しい部分が少ないようなので、逆にボロが出やすいのかも。わかりやすい曲なので、演奏頻度は割と高めかな?
余談ですが、「シャコンヌS」や「うちなーのてぃだ」など、Ⅲはその年の中で選曲率が低いことが多いような。
例に上げた曲はお互いに全く違う性格ですが、どちらも上手い演奏をするのが難しい曲だったと思います。前者はトランペットの音域が高いことや、曲の雰囲気を保った演奏が難しいことがあり、後者は曲の単純さ故ボロが非常に出やすかったことが原因かもしれません。今年のⅢはどういった印象で受け取られるでしょうか。

Ⅳ.コンサートマーチ「青葉の街で」(小林武夫)
こちらも震災に関係していますが、Ⅲとは意味合いが違いますね。詳しくは会報を。
ⅡとⅣ、どちらもマーチですが、選曲頻度に差はどれくらい出るでしょうか。個人的には、Ⅱのほうが高そうな気がしています。こちらのマーチは、特に終盤やや吹きづらいように思えたので、もしかしたら敬遠されるかもしれませが、充分な演奏技術があればカバーできるところですかね?それよりも気になるのは、トリオのファゴットのメロディ。ファゴットが居ないということで、この曲を避ける団体が多くなる可能性が。逆にファゴット奏者にとっては腕の見せどころ。
課題曲マーチでここまでファゴットが目立つのは珍しいと思うので、なかなかおもしろいですね。作曲者がファゴット奏者とのことで、自分の楽器への思い入れも込められているのでしょうか。今年の課題曲では最も短いので、編成に制約がなければ、自由曲に使える時間に余裕を持たせるのにもこの曲を選ぶ理由になりますかね。


Ⅴ.きみは林檎の樹を植える(谷地村博人)
全日本吹奏楽連盟作曲コンクールが始まって6回目の曲ですが、今までの5曲とはまた異なった印象の曲ですね。僕は高校の吹奏楽部時代に課題曲として「躍動する魂」を演奏したのですが、あの曲は「楽器間の掛け合い」や「一体感」がかなり重要だったんですね。別々の楽器が同じフレーズをつないでいく部分が露骨に見られるので、個別の「響き」とともに、全体の「響き」が必要だったと思っています。
で、今回の「林檎」ですが、最初に「また異なった印象」と言ったものの、何度も聴くうちに先の「躍動する魂」と、曲の根底は同じかもしれないと思いました。明確なフレーズこそないですが、会報の作曲者のコメントを見るに、個別の響きが合わさって全体を作るのが他の曲以上に大切で、かつそれがこの曲の目指している方向に思えます。それぞれの楽器の響きが合わさって会報の言うところの「個を超えた総体として」の「林檎の樹」になるのを目指していくべきのかなと。そういった意味で、全体を常に眺めるのがこの曲で重要かもしれませんね。
不安定な和音が続く中、時折現れる心地よい響きの協和音がまたこの曲を印象づけていますね。特殊奏法が時々出てきますが、そういう細部にとらわれずに全体を見た演奏が期待されるかと。とはいえ、やはり気になる特殊奏法。特に微分音は課題曲史上初かも。微分音による響きも、この曲の特徴の一つだと思うので、演奏団体がそれをいかに見せるか、楽しみです。一見すると明るいイメージを思わせるタイトルですが、会報の通り、狙いはもっと深いとこにあるようですし、
この曲はかなり奥深いですね。僕の勉強不足も多分ありますが、この曲は、(特殊奏法を除いても)近年はおろか、吹奏楽コンクール課題曲中での異色の曲となっているのでは?課題曲Ⅴの難易度が高いのはいつものことですが、うまく統率のとれた環境でないとこの曲の完成度を上げるのは至難の業となりそうです。これに関しては「躍動する魂」よりも難しい部分かも。

というわけで、結局長めの感想となってしまいました。
語彙が少ない中必死に書いてるのが見え見えの文章ですね(苦笑)
音楽はまるっきり独学なので、余り当てにしないでくださいね←
今年のコンクールも楽しみです。

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