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間奏曲 11/09/01

前回課題曲レビューの話をしておきながら課題曲以外の曲レビューです。
今回取り上げるのは建部知弘作曲「間奏曲 11/09/01」です。
新潟市の市民楽団、新潟ウィンドオーケストラの創立15周年を記念しての委嘱によって作られた曲です。
曲名から分かる通り、「2001年9月11日」つまり9.11テロに影響を受けています。といっても、暗い雰囲気の曲ではなく、この事件で傷ついた心を癒やすような、優しい曲になっています。本人のコメントからの引用ですが「この曲は事件の被害者への追悼の意味合いも持っていますが、さらに根元的な、私も含めてすべての人間が、お互いに優しい気持ちを失わないようにとの願いが込められています。」ということだそうです。ブレーンのレンタル楽譜のサイトで簡単な楽曲解説の全文が見られるので詳しくはそちらを。
曲は高音木管の弱奏から始まります。優しいながらも不安げな和音を含みつつ、少し楽器が増えたあと一旦フェルマータに入ります。ホルンの跳躍フレーズが導入になって主題に入ります。全体的にかなり音が薄く、音量が上がる部分もあまりありません。作曲者コメントの通り曲を通して優しさを感じられるような雰囲気になっています。
中間のトランペットメロディも印象に残ります。最後まで大きく雰囲気を変えないまま、静かに曲は幕を閉じます。追悼の意味合いもあるということで、祈りの歌、とかレクイエム、のような雰囲気も感じられますね。
とても綺麗な曲で演奏される機会があれば、コンサートの中曲などとして使えそう。ただほとんど音源が見当たりません。委嘱団体の音源もネット検索でもパッと見つかりませんし、簡単に手に入る音源は饗宴の与野高校のものだけのようです。とはいえ、楽譜も前述のとおりブレーンのレンタル楽譜で一応使えますし、この音源(饗宴VI)発売もだいぶ前ですが有名なだけあってこちらも入手は容易かと思います。別にこの曲だけではありませんが饗宴に載ったからといって再演の機会に恵まれるということもないんですよね。ざんねん。
コラール的な曲はもちろんたくさんありますし、供給過多気味なのかもしれませんが、激しくてイケイケなかっこいい曲だけじゃなくてこんなしっとりした曲のレパートリーももっと盛んになってほしいなと思います。
今回はここまで。また何か広まってほしい曲があったら書きます。
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