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2008年度吹奏楽コンクール課題曲

2015年度の課題曲が届くのはもう少し先ですが、ここで昔の課題曲についてレビュー。

Ⅰ.ブライアンの休日 (内藤淳一)
少しテンポの早い軽快なマーチ。吹きづらいところもないですし、選んだ団体も多かったはずです。トランペットが吹くところがやや多めなので少し体力的にきつかった人もいるかも?
しばらくマーチとそれ以外の曲のどちらかだけ、と言う年が交互になっていましたがこの年から両方出てくるようになりました。これ以降で朝日作曲賞のマーチはライヴリーアヴェニューがありますが、やはりこちらも作りがしっかりしている印象。
次に朝日作曲賞のマーチが出てくるのはいつになるかな。

Ⅱ.晴天の風 (糸谷良)
有名な話ですが、糸谷さんは作曲時に高校生だったそうです。それもあっていろいろ独特な部分のあるマーチ。
それを曲の欠点と見る人もいますが、単純に聴くだけならかなり面白い曲だと思います。特にトリオのメロディやトランペットの合いの手は他にない感じ。ただ吹くとなるとやはりその欠点が吹きづらさにつながってしまうみたいです。実際Ⅰよりかはうまく聞かせるのが難しかったみたいです。とは言え、高校生で自分の曲が課題曲に選ばれるってのはかなりすごいことだと思うんですよね。憧れる。

Ⅲ.セリオーソ (浦田健次郎)
演奏者個々のスキルが試される楽曲だったと思います。最初のピッコロとバスクラリネットがしっかりしていなくてはいけないのはもとより、直管がミュートをつけた時もうまく演奏できるか、とか音程はしっかり合わせられるか、とかとにかく基本の部分が試されます。言ってしまえば、基本が本当にしっかりできていれば曲自体はあまり難しくないので、上手い団体が自分たちのスキルを披露するのにはいい曲だったのかも。ただ、曲全体に特殊な旋法が使われていて、音の合わせ方も、普段吹奏楽で和音を合わせるときに気にする「純正律」ではなくて「平均律」を使うべき、という点はなかなかミソ。基本が大切な一方、こういう特殊な部分もしっかりこなせるとかなりレベルの高い演奏になったんだろうな、というところ。委嘱作品ならではの「課題」が入った曲だったのかなと思います。

Ⅳ.天馬の道 ~吹奏楽のために (片岡寛晶)
キャッチーなメロディやかっこいい快速部分など、人気はありそう。
中間部がややもたれるのが残念ですが、なかなかの佳作だったのかなと思っています。
2006年の「海へ…」や2009年の「16世紀のシャンソンによる変奏曲」のように課題曲として演奏するとボロが出やすかったりうまく聞かせるのが難しかったりして、やっぱりあまり選ばれなかったようです。個人的にこの曲が好きなので、この作曲者の他の曲もこれから人気が広がっていくといいなと思っています。

Ⅴ.火の断章 (井澗昌樹)
歴代のⅤ、と言うか歴代課題曲の中でも短めの曲ですが、完成度が非常に高い曲。
曲名そのままに様々な形態の火の様子が目に浮かぶようで、標題音楽としてもかなり面白い曲です。
もちろん曲の中身も、Ⅴとしてのレベル含めとてもいい曲。あまりこれ以前には現れなかったような技法が多用されていてもしかしたらⅤという曲のあり方にも影響を与えたのかも?それは定かではありませんが歴代課題曲の中で良作をいくつか取り上げるとしたらこれが入っていてもおかしくないと思います。
井澗氏の「愛の祭壇」という曲もかなり良い曲なのでぜひぜひ聞いてみてください。

2008年はバラエティ豊かで面白かったと思います。こんな風にどんどん面白い曲が出てきてほしいですね。

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2015年課題曲参考音源

タイトル通り、2015年課題曲参考音源の一部が公開されましたね。
早速聞いてみました。CDとフルスコアはまだ予約していませんが今年も買う予定です。

Ⅰ. 天空の旅 -吹奏楽のための譚詩- (石原勇太郎)
前にも書きましたが石原さんは東京音大卒の若手作曲家。
会報すいそうがくによると東京音大の講師村田昌己氏や、いろいろ話題になった新垣隆氏に師事していたようです。
曲名の通り空を旅するような壮大な出だしから、勇壮なメロディが始まります。
個人的にはもう少し静かに始まるのかなーとか思っていましたけど、全然違いましたね。やはり曲名だけではほとんどわかりませんね。

Ⅱ.マーチ「春の道を歩こう」 (佐藤邦宏)
いつもどおり、シンプルな課題曲マーチ。途中の低音楽器のメロディがどこかで聞いたような感じ。いつだかのマーチに似たものがあった気がします。それはさておき。それほど不安定なところもないですし、続きにも期待。

Ⅲ.秘儀III -旋回舞踊のためのヘテロフォニー (西村朗)
さてさて委嘱作品。他の「秘儀」と同じくあまり多くは聞かないような響きの曲です。
課題曲ということもあってか秘儀Ⅰの出だしよりはわかりやすい感じ。
これは一体どう展開していくんだろう。ヘテロフォニーとか「秘儀」の意味合いは会報の作曲者本人のエッセイに書いてありますし音楽的なことは特に説明はしません。とにかく非常に続きが楽しみな曲です。

Ⅳ.マーチ「プロヴァンスの風」 (田坂直樹)
題名を見てから曲を聞いてびっくり。会報にも書いてありますが、出だしはプロヴァンスではなくスペイン風。
今までの課題曲マーチにはあまりなかったかも?「プロヴァンスへの旅」というワードもありますし、きっと中間部あたりはフランス、プロヴァンス風のイメージなのかな。作曲者が内容も課題曲として工夫されていらっしゃるようなのでスコアも早く見てみたい。

Ⅴ.暁闇の宴 (朴守賢)
曲名から想起されるような「暗闇に浮かぶかすかな光」っていうのが曲にも現れていますよね。
非常に面白そうな曲ですがどうなるかは一分じゃやっぱりわかりませんね。
昔の「斜陽の遺跡」みたいに最後激しくなって終わるかとか、いろいろ想像が膨らみます。
Ⅴのために作曲賞が創設されてからいろいろ個性的な作品が聞けて嬉しいです。今年も期待。
続きが楽しみ。

ほとんど続きが楽しみしか言ってないような。
CDが届いたらまた感想を書くかもしれません。

吹奏楽コンクール2006年度課題曲

今日は少し前の課題曲について。2006年ってもう9年も前なのですね。

Ⅰ.架空の伝説のための前奏曲 (山内雅弘)
出だしの音が印象的。この年はやや難しめの曲が多かったようですがその中でも難易度は一番でしょうか?5番は別にして。曲名で検索すれば作曲者が自らこの曲について語っているウェブページが見つかるのであまりここで曲の内容についていろいろ書く事はないですかね。たくさん書けるほど音楽の知識もないですし(笑)
曲名からしてカッコいい。曲自体もカッコいい(ボキャ貧
前半のホルンの勇ましいメロディがいいですよね。反面難しくもあり。
その次のトランペットも然り。こういうのきっちり吹けるといいですよね。
最後の連符もかっこ良く決めるのは難しかったのかも。確か全国大会では圧倒的にⅢが多かったはずですし、難易度の高さから演奏頻度は低めだったみたいですね。課題曲というのはなかなか微妙なものです。

Ⅱ.吹奏楽のための一章 (堀内俊男)
全体的に独特な和音が使われていますね。合わせるの大変そう。
音も薄い部分が多いですしやはり難しそう。Ⅰよりは選んだ団体が多かったはずですが。
この方の他の曲も似た響きがしますし好みの和音なんですね。きっと。
曲名は至ってシンプル。英題もそのまま"A Chapter for Wind Orchestra"でシンプル。
ですが内容は全然シンプルじゃない、気がする。
構成自体は分かりやすいですが前述の和音がかなり癖がありますね。旋律もどこかつかみ所のない感じ。
でも文字通り癖になる一曲。聞いているうちにハマっちゃいますね。

Ⅲ.パルセイション (木下牧子)
合唱曲でも有名な木下氏の作品。曲名通り一定のパルスのもと進んでいく楽曲。
音が厚めで演奏しやすい事もあり、選んだ団体も多かったようです。
やっぱり課題曲はこういう方が好まれるんですかね。
ベテランの作品ですし音楽的にもいいはずですが、やはりなにかもの足りない気がしてしまいます。
北爪氏や新実氏の作品もそうですが委嘱作品は課題曲という制約の元だからかもうひと味欲しいなという感想になってしまうのが惜しいところ。まあ課題曲を聞くのにこだわる理由はないんですけど。
それでも生徒学生中心の今の吹奏楽の現状を考えれば吹奏楽コンクールの課題曲はかなり大きな存在ですからね。ここでいい作品に出会えるといろいろいい影響があるんだろうなと思います。
吹奏楽をがんばる生徒たちがここからもっといろんな曲を聞いてくれるといいなあと思います。
肝心の曲の内容にほぼ触れていませんが、今更僕が書く事もないでしょう(笑)
曲の強弱とかはっきりしてますし分かりやすい曲で最後以外はボロも出づらいでしょうから、演奏者側としては無難な選曲だったのかなとか思います。

Ⅳ.海へ... 吹奏楽のために (三澤慶)
侍BRASSなどでも活躍されているトランペット奏者三澤氏の楽曲。
6/8拍子の曲でやややりづらさもあったかも?
全国大会ではほとんど演奏されなかった曲。音の薄さとかの関係か上手く聞かせるのが難しかったのかもしれません。そんな中全国まで勝ち進んだ団体はすごいと思います。避けられがちな曲を上手く聞かせて勝ち上がるってのもなかなかカッコいいですよね。この曲に限らず音の薄い課題曲はあまり演奏されませんからね。たしか2010のシャンソンによる〜は高校の部では全国大会で演奏した団体居ませんでしたし。
この曲は、言ってしまえば某RPGの音楽っぽい部分が多いですよね。ドラなんとかです。
某クエストの事はさておき。主題とか中間部とか、キャッチーな部分が多くて人気自体はあったみたいですが、中間部から主題に戻るところの単調さとか、曲終盤の響きとか気になる部分もちょいちょいありますかね。
そのギャップが惜しいところです。そういうのがあるとはいえ、もう少し全国での演奏頻度高くなっててもよかったんじゃないかなあ、と思います。

Ⅴ.風の密度 (金井勇)
音が薄いとかそういうレベルじゃないです。難しい。
躍動する魂を初めて聞いたとき、風の密度に似てるなあとか思ったことがあります。
それはともかく。最初聞いたときは面食らいましたが、何度か聞いてると不思議と面白くなってきます。
5番なだけあって難易度は高いですが、これをしっかり演奏できる団体は演奏者個々のレベルが高いところですよね。細かい和音合わせとかの難しさはそれほどないはずなのでどれだけ細かいフレーズを楽器間でつなげられたかとか、そういうところがポイントだったのかもしれません。珍しくウッドブロックが多用される曲でそういう面白さもありますよね。終わったかと思ったらもう少し続きますし。
コンクールの演奏なら、毎年五番を選ぶ事で有名(?)な龍谷大学の演奏がやはりいいですね。タムとウッドブロックが交互に打たれるところとか。この大学は2004年も5番の「サード」でしたね。さすが。
・・・5番サードって野球みたいですね。
それはともかく。(二回目)
これくらい潔い5番がまた出てきたら面白いなあ。もちろん林檎とか刹那みたいなのも好きですけど。

それでは。

YBBJCあれこれ2

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて今回はYBBJCの話題。
実際に生で聴いたバンドが印象に残るのはもちろん、YBBJCの歴史の中で色んな意味で伝説的なバンドもあります。今日はそんなバンドについてあれこれ。

・国立音楽大学 New Tide Jazz Orchestra
2007年から2012年まで前人未到の6連覇を成し遂げた、学生ビッグバンド界では有名なバンド。
多くの音大勢の中でもトップクラスの実力を持つバンドでした。2013年も当然出場するものと考えられていたはず。
その年のYBBJCの宣伝ポスター等にも当初は名前が載っていましたがある日突然出場辞退が発表され、2014年も出場していません。推測でしかないですが、ある種の「殿堂入り」みたいな扱いなのかもしれません。
コンテンポラリー・ジャズを得意とし、カート・ローゼンウィンケルの"Zhivago"のようなリズムの難しい曲や、サックス奏者ビル・エヴァンスの"Starfish & the Moon"のような美しい曲など様々な曲調のナンバーを演奏し、そのどれもが非常にレベルの高い演奏でした。ソリスト賞受賞者も多数いて、最近では2011年の高井天音氏が受賞されています。もちろん、YBBJCに出場しなくなっても様々なところでライブを開催していて今もなお高レベルな演奏を届けてくれています。

・東京大学 Kingdom
このバンドはニュータイドとは別の意味で伝説的。
2008年の大会にのみ出場し、その時は13位という成績ですがバンドとしてのインパクトの強さ、演奏のクオリティ、そしてなにより某動画サイトにこの時の動画がアップされていることなどからこのバンドを知っている学バン関係者も多いのでは?
まず何故かDJブースが有り、パーカッション奏者の周りには大量の小物楽器が用意されていて見た目にも印象的。そして衣装は甚平や着物。これが記憶に残らないわけがない。
バンドメンバーの学年や数年前のYBBJCパンフレットを見ると気づきますが、このバンドは過去に他のバンドでYBBJCに出場した人物が多く参加しています。早い話が、このバンドは東京大学のメンバーを始めとした学バンのOBたちによるバンドです。そういう人たちがYBBJCに参加することの是非はおいといて。
一曲目から菊地成孔のかなり難しいポリリズムの曲を割りとあっさりこなすあたり、バンドメンバーの能力は非常に高いです。こういった「ネタ枠」としては惜しいくらい。OBによるバンドが現役を差し置いて10位以内に入賞するのはどうか、といった配慮からか、演奏時間をオーバーさせて審査点の減点を狙ったという噂も聞いたことがあります。(あくまでも噂ですよ!)

今年から社会人ビッグバンドのためのフェスティバルが同じ山野楽器主催で行われるなど、現役のビッグバンドサークルの団員でなくてもビッグバンドで演奏する機会が増えていきそうなので、これからキングダムのようなバンドの出場はもうないかもしれないですね。さっき書いたOBが出る事の是非もありますし。それはそれでちょっと寂しいような?

今日はここまで。また気が向いたらYBBJCについても書きます。

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