スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2017年度吹奏楽コンクール課題曲

タイトル通り、来年度の吹奏楽コンクール課題曲が決まったみたいですね。
吹奏楽連盟のページによれば

課題曲Ⅰ スケルツァンド (江原大介)
課題曲Ⅱ マーチ・シャイニング・ロード (木内 涼)
課題曲Ⅲ インテルメッツォ (保科 洋)
課題曲Ⅳ マーチ「春風の通り道」 (西山知宏)
課題曲Ⅴ メタモルフォーゼ~吹奏楽のために~ (川合清裕)

とのこと。
一番の江原さんは2008年課題曲Ⅴの「躍動する魂」の作曲者ですね。
朝日作曲賞と全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位との両方を受賞されたのは、
江原さんのほかに広瀬正憲さんがいますね。広瀬さん作曲の課題曲には
2010年の課題曲Ⅰ「迷走するサラバンド」と
2013年の課題曲Ⅴ「流沙」の二つがあります。
曲名のスケルツァンドは音楽用語で「戯れるように」といった意味ですね。

二番の木内さんについては情報がありません・・・
ざっと検索してみたところでは、
茨城県立日立第一高等学校の指揮者さんが同姓同名でした。
2012年の日本管楽合奏コンテストのために同校の指揮をされていたようです。
一番吹奏楽に関係ありそうなのはこの方ですかね。
もちろんこの曲の作曲者とは全く違う方である可能性もありますが。

三番の保科さんは吹奏楽界では重鎮といってもいいくらい有名ですね。
「風紋」や「古祀」など数々の名曲を作った方です。
連盟の委嘱曲ということで、どんな曲か楽しみです。
インテルメッツォは間奏曲という意味ですが、
特に何かの連作の一部というわけではないかもしれません。
間奏曲風の雰囲気を持った曲という意味かも?

四番の西山さんですが、こちらの方も情報がありません。
検索すると社長や自転車の選手など同姓同名の方がたくさん見つかりますが、
音楽に関係ありそうな方は見つかりませんでした。
会報すいそうがくを待つしかないですね。
曲名には「風」が入っています。課題曲の名前にはよく「風」が入っている気がします。

五番の川合さんは現音作曲新人賞などを受賞された作曲家の方のようです。
同姓同名の方が・・・って可能性も0じゃないですが、
課題曲Ⅴのことや現代音楽の作曲家ということを考えて、まあこの方でしょう。
吹奏楽作品は見つかりませんが、ピアノ曲の作品がYoutubeに上がっています。
洗足学園のアカウントなので、川合さんも洗足学園の関係者なのかもしれません。

曲名と作曲者名だけから分かること・想像できることをいろいろ書いてみました。
会報すいそうがくの作曲者コメントが出れば、
もっといろいろわかると思うので今後はそれを待つことにします。
スポンサーサイト

バンド維新2015


ずいぶん前に浜松で行われたバンド維新。その時の鑑賞メモがあったのでそれをもとにブログを書いてみます。
どの曲も魅力的で、中高生たちの演奏もなかなかレベルが高く、面白い演奏会でした。
今回の曲についてちょこっと感想みたいなもんを書いてみます。

ボブ佐久間さんの"Selection from "THE EPITOME" for Wind Orchestra"はもともとオーケストラ用の曲だったものを吹奏楽アレンジした楽曲。映画音楽のように場面が様々に切り替わる感じで、全体的にゆったりとした美しいメロディが特徴的でした。割と演奏会のオープニングみたいなのにもなりそうですね。

三宅一徳さんの"DANCE EGO-lution"はラテンのビートを基本にした「クロスオーバー」的な曲でした。
ラテンの雰囲気と、対旋律として出てくる細かなフレーズが融合してなかなか興味深い作品でした。
この演奏会の趣旨からいえば至極当たり前ですが、吹奏楽ではまだあまりないスタイルだと思いました。
こういう曲が今後再演されていくと、吹奏楽の世界も広がっていくんじゃないかなあと思ったり。

先述の通りこの曲はラテンの要素が入ったポップスに近い曲だといえると思うのですが、今回さらにウィンドポップス色の強い曲が前田憲男さんによる「花のワルツ」のサンバ&4ビートジャズ風アレンジ。こういう曲をしっかりビートにのって演奏できる団体が増えると、ウィンドポップスも盛り上がっていくと思うんですけどね。

例えばニュー・サウンズ・イン・ブラスやウィンズスコアで今までにたくさんポップス系の曲の楽譜や音源が出ているわけですけど、吹奏楽のためのオリジナルのポップス、と明確に言えるような曲で全国的に有名なのはまだあまりないと思うんです。ディスコ・キッドのような曲もありますけど、ウィンドポップスはまだまだ吹奏楽曲の中で確立されたジャンルとは言えないかなと。というわけで、今回バンド維新で披露されたこの2曲のような積極的にジャズの要素を取り入れた曲がもっともっと広まってほしいな、というのが僕の願いです。もちろん、既存の曲でもポップス風味で非常に完成度の曲はありますけど、それが広まるかは別の話、というわけです。

わざわざ吹奏楽でジャズ風味の曲をやる意味はあまりないかもしれません。でも、現状吹奏楽の現場ってのは学生によるものが多いわけで、そうなると発表の場もその保護者、とか地域の一般人とか、普段必ずしも音楽に馴染みのない人々を対象とした演奏会が増えるんですよね。そこで既存のポップスやジャズの曲を吹奏楽アレンジしたものをやるのももちろん有りですし、これからもたくさん演奏されると思います。だけどそこでカッコいいウィンドポップスが出てきたら吹奏楽というジャンルの盛り上がりにもきっとつながっていくと信じてます。 

バンド維新関係なくなりましたけど、ウィンドポップスってのはまだまだ可能性を秘めたジャンルだと思う、って話でした。

さて、閑話休題。バンド維新の話に戻ります。
猿谷さんの作品"Dawn Pink 2"は非常に印象的でした。
小編成ながら管楽器と打楽器の持つ力を存分に味わえる楽曲です。
演奏を担当した海の星高校もこの難曲を素晴らしく仕上げていて感動しました。
スコアを見ていないのではっきりわかりませんが金管楽器を鳴らさずに息を吹きこんで風のような音をだす奏法も確か使われていました。これ自体は本質じゃないですけど。
旋律らしい旋律はなく断片的なフレーズが奏でられては消えを繰り返します。打楽器も効果的に使われています。
最初から最後まで緊張感のある曲で、会場の雰囲気も終始張り詰めていましたように感じます。
すごく大雑把に言えば、ちょうど去年の課題曲Ⅴのような雰囲気を、小編成で奏でた感じでした。
僕自身こういった曲が大好きなのでこれだけで来てよかったと思えましたね。

中川英二郎さんの"Field of Clouds"です。曲名通り雲海を思い起こさせる雄大な、しかしどこかもやもや、というかふわふわしたメロディが耳に残ります。会場で司会の中橋愛生さんが言っていましたがどこかケルト風でもあります。作曲者本人は初めからそれを意識していたわけではないようですが。
ふわふわ感の元となっているのは掴みどころのないリズム。拍子がコロコロ変わる部分があってリズムを正確に取るのはなかなか難しいです。ベースのリズムを刻むのは主にトライアングルですが、そのリズムとメロディから感じるリズムがポリリズムになっていてさらにふわふわ感を増しています。また、トロンボーンソロがある、と言うかフィーチャーにもなっていますが必ずしもトロンボーンでなくとも良いし、そもそもソリストを立てなくても演奏できるようになっています。
メロディは結構キャッチーなのでどこかが再演してくれないかなあ。面白いと思うんですけど。

真島俊夫さんの作品は"月山 - 白き山 -"です。まさに真島さんの曲、という雰囲気ですが特に打楽器の使われ方が好きでした。ともすれば浮きがちなシロフォンやマリンバなどの鍵盤楽器が非常に上手く入ってきていたのが印象的。演奏会のメイン曲の前座的な位置にあっても面白いかも?というかメインにもなるかも?

さてさて久石譲さんの"Single Track Music 1"ですが、正直コメントの仕方がわかりません。
曲の説明は本人の物を読むのが一番早いです。と言うかどの曲も、曲の説明ならこんなブログ読むよりバンド維新の公式ページを読んだほうが早いのは当たり前です。(笑)
久石さんの説明から言葉を拝借すれば、ミニマル・ミュージック、もっと正確にはポストクラシカルと呼ばれるジャンルのスタイルをとった楽曲です。
この曲は公式ページの説明がまさに全てを表しています。本当に旋律一本で進みます。和音もないと言っていいと思います。
っていうか本当に何度も書きますが久石さんの説明通りです。だから説明のしようがないです・・・ すみません!
本人が実験と述べている通りでした。意欲作実験作が並ぶバンド維新の中でもやっぱり非常に独特な作品でした。
僕が知らないだけって可能性も高いですけど・・・
「ミニマル」と聞いて思い出したのは中橋さんの「玻璃ぷりずむ」ですけどこれとはまた違った感じですし。
少なくとも学生の演奏会では再演はされないんじゃないかな・・・笑 一般聴衆向けの演奏会で、作曲者に「久石譲」の名前が出た時期待されるのはこういった曲では絶対無いでしょうし。
ダラダラ書いた割に中身が無いですね。すみません。会場で確か中橋さんも「新鮮」という言葉を使っていたと思います。とにかく新鮮な曲なので一聴の価値あり、です。

最後は北爪道夫さんの"リズムクロス"です。
実はこの曲も公式の説明が全てを表してると思います。演奏者に対する北爪さんの思いというか考えも込められた意欲的で興味深い作品です。また、楽器の並びも指定されている(そうだったはず)というのも面白いですね。
昨日の"Dawn Pink 2"のようにこの曲も緊張感が続きます。ただ性格は結構違うと思います。
"Dawn Pink 2"は音の断片が現れては消えゆくような揺れのあるリズム、という感じでしたがこの曲は場面ごとにかなり細かく正確なリズムが根底に流れていると思います。その上に各パートがリズムを乗せて、それぞれが合わさって全体でひとつのリズムになっている、そんな感じだと思います。 ああボキャ貧。
終わり方は決して派手ではないですし、劇的というわけでもないですがとても鮮烈でした。珍しいタイプの終わりでもないとは思いますが、長く続いた緊張を最後まで保った上でのこの終わり方はやはりインパクトが強いです。
演奏団体の光ヶ丘女子高等学校もかなりレベルの高い演奏でさすが全国大会金賞だなあ、と思いました。

僕は「こんなのもあるんだ!あんなのもありなんだ!」と感じられるような新しい音楽を聞くのが大好きなので、このバンド維新は本当に趣味にピッタリ合った企画でいやもう感激です。
今回は邦楽器や電子楽器のような普段使わない楽器が出てくる曲が無かったのが少し残念ですが、それでも非常に面白いコンサートでした。
来年もぜひ行きたいですね。

テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

天国の島

天国の島(佐藤博昭 作曲)

2011年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅱのこの曲。
日テレ系で放送中の「ザ!鉄腕!DASH!」のコーナーDASH島のテーマ曲としても使われています。
こういう扱いは課題曲としては珍しいですね。
そういうわけで演奏会の曲としても使えそうですね。どこかで馴染みのある曲はやりやすいんじゃないかと。

最近の課題曲の中では特徴的な曲だと思います。クラベスとピッコロが印象的な出だしのあと、、民謡調のゆったりとした旋律が始まります。テンポが上がって打楽器による導入から大海原への船出を表すような勇ましいメロディになります。一旦テンポがゆっくりになって民謡風になったあと、再びテンポが上がって先ほどのメロディの変形が流れます。そのままクライマックスに向かい最後はドラの一発で曲を締めます。

民謡風の曲は課題曲にもいくつかありますね。最近のだけでも「うちなーのてぃだ」や「斎太郎節」などがあります。少し遡れば「東北民謡によるコラージュ」などもあります。この曲の題材となっているのは北海道の天売島というところですね。北海道ということで、曲中のメロディもどこかソーラン節などの唄を思い起こさせます。天売島、とグーグルで画像検索するだけでも美しい画像が何枚も並び、天国の島、と曲名を付けた作者の気持ちもわかります。

作曲者の佐藤氏は吹奏楽関係者の間では有名であろうミュージックエイトの社員さんですね。詳しくはわかりませんがミュージックエイトのアレンジャーもやられているのかもしれません。平木悟という名前でバンド維新2011にも曲を提供していましたね。

この曲で、個人的にはなんといっても出だしのインパクトが非常に好みです。
初めて冒頭一分の音源を聞いた時は何度も聞き直すくらい気に入りました。
木管楽器のソロがいくつかありますが、それ以外は技術的にきついところもなさそうなのでやはりコンサートピースとして、例えばメインの曲の前に前座的な意味で演奏するのもありかもしれませんね。
最初に言ったとおりテレビ番組で使われているので、聞いたことがある人も結構多いと思います。
課題曲は当該年度以外ではなかなか再演の機会に恵まれる曲が少ないのでこの曲がぜひどんどん演奏される機会が増えていくといいなと思っています。

間奏曲 11/09/01

前回課題曲レビューの話をしておきながら課題曲以外の曲レビューです。
今回取り上げるのは建部知弘作曲「間奏曲 11/09/01」です。
新潟市の市民楽団、新潟ウィンドオーケストラの創立15周年を記念しての委嘱によって作られた曲です。
曲名から分かる通り、「2001年9月11日」つまり9.11テロに影響を受けています。といっても、暗い雰囲気の曲ではなく、この事件で傷ついた心を癒やすような、優しい曲になっています。本人のコメントからの引用ですが「この曲は事件の被害者への追悼の意味合いも持っていますが、さらに根元的な、私も含めてすべての人間が、お互いに優しい気持ちを失わないようにとの願いが込められています。」ということだそうです。ブレーンのレンタル楽譜のサイトで簡単な楽曲解説の全文が見られるので詳しくはそちらを。
曲は高音木管の弱奏から始まります。優しいながらも不安げな和音を含みつつ、少し楽器が増えたあと一旦フェルマータに入ります。ホルンの跳躍フレーズが導入になって主題に入ります。全体的にかなり音が薄く、音量が上がる部分もあまりありません。作曲者コメントの通り曲を通して優しさを感じられるような雰囲気になっています。
中間のトランペットメロディも印象に残ります。最後まで大きく雰囲気を変えないまま、静かに曲は幕を閉じます。追悼の意味合いもあるということで、祈りの歌、とかレクイエム、のような雰囲気も感じられますね。
とても綺麗な曲で演奏される機会があれば、コンサートの中曲などとして使えそう。ただほとんど音源が見当たりません。委嘱団体の音源もネット検索でもパッと見つかりませんし、簡単に手に入る音源は饗宴の与野高校のものだけのようです。とはいえ、楽譜も前述のとおりブレーンのレンタル楽譜で一応使えますし、この音源(饗宴VI)発売もだいぶ前ですが有名なだけあってこちらも入手は容易かと思います。別にこの曲だけではありませんが饗宴に載ったからといって再演の機会に恵まれるということもないんですよね。ざんねん。
コラール的な曲はもちろんたくさんありますし、供給過多気味なのかもしれませんが、激しくてイケイケなかっこいい曲だけじゃなくてこんなしっとりした曲のレパートリーももっと盛んになってほしいなと思います。
今回はここまで。また何か広まってほしい曲があったら書きます。

課題曲レビュー

気の向くままに課題曲レビューなんてものを最近良く書いております。
ピアノ教室に通ったりトロンボーンを少しプロの方に教わった程度で音楽の専門教育とかは受けていないわけで、あまり信用ならん内容書いてるかもしれません。ご了承ください。
でも分からないなりにいろいろ書いてると結構勉強になるんですよね。一応ネットに上げるものなので、最低限明らかに間違ったことは書かないようにしよう、とか気を使うようになります。
今まで書いたのは
2004年度課題曲
2006年度課題曲
2008年度課題曲
2012年度課題曲
2013年度課題曲
2014年度課題曲
2015年度課題曲
ですかね。
2009や2010のも書いた記憶がありますけど他の年に比べて内容が薄いので書いていないようなもの。(笑)
「ラ・マルシュ」「マーチ「ベスト・フレンド」」「マーチ「ブルースカイ」」あたりは一応題材にしましたけどかなり昔に書いたので適当。
いい音源がある曲はレビュー書いていきたいなと思っています。目指せ全課題曲制覇!
・・・できるかな?
FC2カウンター
プロフィール

カプチーノ

Author:カプチーノ

このサイトはリンクフリーです。

最新記事
リンク
ブログランキング

FC2Blog Ranking

カテゴリー
過去ログ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。